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【漫画】豊田徹也『アンダーカレント』ほか2冊の感想&著者紹介


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今回は豊田徹也さんの著書「アンダーカレント」ほか2冊の感想と豊田徹也さんの著者紹介をします。

 

 

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豊田徹也さんの「アンダーカレント」「珈琲時間」「ゴーグル」の3冊を紹介します。

 

「アンダーカレント」は何度も読んでいる大好きな作品です。リアルに描いてあるからこそ心に残りよく覚えているのだと思います。ストーリーは複雑ですが、読者に読みやすく描かれている親切心を感じます。物語としては丁寧に描きつつ、シンプルにまとめられている印象です。くだけた描写もあり、とても読みやすくオススメです。

 

「珈琲時間」は17編におよぶ短編集です。

 

「ゴーグル」も短編集ではありますが、デビュー作「ゴーグル」が掲載されています。

 

 

『アンダーカレント』豊田徹也

 

 

 『アンダーカレント』の概要

 

 ページ数:304ページ

判型:A5

価格:定価・本体943円(税別)

出版社:講談社(アフタヌーンKC)

 発売日:2005年11月22日

掲載誌:月刊アフタヌーン

 

『アンダーカレント』のあらすじ

 

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関口かなえは、共同経営者である夫・白石悟と銭湯「月の湯」を経営していた。しかし組合の旅行で夫が失踪してしまう。しばらくして組合の紹介でやってきた男・堀を雇うことになる。失踪した夫を探すために雇った探偵・山崎。明らかになってゆく悟の事実、かなえが見る夢、堀の思惑が交差してゆく。

 

『アンダーカレント』の登場人物

 

関口かなえ…銭湯屋「月の湯」経営者

白石悟…かなえの夫・結婚4年目に失踪する

堀…無表情で寡黙な男性・資格を持ち「月の湯」で働く

山崎…白石悟の調査を担当する探偵

 

 『アンダーカレント』の意味

 

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undercurrent

1.底流、下層流

2.〔感情・意見などの〕(表面には現われない) 暗流

 

『人をわかるって どういうことですか』

 

心の内を堀に語る、かなえの印象的なセリフです。

 

かなえは思いを押し込めたまま、多くを語ることはしませんでした。

 

そこにかなえの強さと弱さが滲み出ています。

 

堀も寡黙な性格でほとんど喋ることはしないのですが、黙ってかなえの思いを彼なりに考え、受け止めようとする描写もみられます。

 

『アンダーカレント』との出会い

 

そのとき1冊読み切りで読める作品を読んでコレクションしていました。

 

その時にネットで話題の漫画になっていて、とても気になっていました。

 

 

 『アンダーカレント』の映画的表現とは

 

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まずは映画的表現とはどんな表現でしょうか。またはどういうところを見て映画的作品だと思うのかを「アンダーカレント」を読んで独自に考えてみました。

 

丁寧で繊細な描き込み

奥深い表現力

 

こういうところから映画的表現が見受けられると考えます。 

 

 『アンダーカレント』のまとめ

 

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読み進めるにつれ、かなえと関わりがある登場人物も増えてゆきます。

 

事件のことを知る重要人物は、かなえの知っている意外な人物でした。

 

怒涛の展開がクライマックスまで転がり続けることになります。

 

しかしすべてを明らかにはしません。

 

真相・真実は最後まで闇に葬られることになってしまうのですが…。

 

そこが闇でもあり、同時に光でもあるのでした。

 

著者『豊田徹也』さんについて

 

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2003年アフタヌーン四季賞夏のコンテストにて、四季大賞を受賞しデビュー月刊アフタヌーンにて2004年~2005年までの1年間「アンダーカレント」を書き続けました。

 

書き終えると「工場で働く」と言葉を残し、2006年まで作品の発表が途絶えてしまうことになります。

 

そのあと月刊アフタヌーンにて「珈琲時間」を2008年~2009年に連載し、すぐに書籍化されます。

 

2012年には「ゴーグル」という単行本未収録の2003年のデビュー作を初書籍化。「ゴーグル」など含む6編をまとめた「ゴーグル」を出版します。

 

2015年発売、蟲師トリビュート作品「蟲師外譚集」に「影踏み」が掲載されています。

 

 『珈琲時間』豊田徹也

 

『珈琲時間』の概要

ページ数:208ページ

判型:B6

価格:定価・本体562円(税別)

出版社:講談社(アフタヌーンKC)

発売日:2009年12月22日

掲載誌:月刊アフタヌーン

 

『珈琲時間』のあらすじ

 

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チェリストの女性が出会った、怪しいイタリア人。映画監督を名乗り、コーヒーをたかる彼の振る舞いはやたら胡散臭い。心に闇を抱えるひとりの少女が一人暮らしの叔母を訪れ、一緒に生豆を焙煎し淹れたてのコーヒーを味わう。などコーヒーにまつわる様々な物語を17編収録。

 

「珈琲時間」もくじ

 

1.Whatever I want
2.カプチーノ・キッド
3.すぐり
4.ロボット刑事
5.KIKI The Pixy
6.Hate to See You Go
7.深夜+1
8.リトル・ガール・ブルー
9.Where are you
10.冬の波乗り
11.きりん
12.CHOPPED TOMATO PUREE
13.田中ブックカフェ
14.夢
15.Lost In The Flood
16.うそつき博士
17.Any Day Now

 

『珈琲時間』の登場人物

 

アントニオ・モレッリ…イタリアと日本のハーフの映画監督

夏実…ストリートライブをするチェリスト

山崎…探偵・「アンダーカレント」にも登場している

 

 『珈琲時間』のまとめ

 

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全17話に及ぶ豊田徹也ワールドが炸裂する短編集です。

 

「アンダーカレント」の謎の探偵、山崎も登場しています。

 

「きりん」はなぜか笑ってしまいました。

ユーモラスな作品もあり、笑いあり涙ありと充実した内容になっています。

 

『ゴーグル』豊田徹也

 

『ゴーグル』の 概要

 

ページ数:232ページ

出版社:講談社(アフタヌーンKC)

判型:A5

価格:定価・905円(税別)

発売日:2012年10月23日

掲載誌:月刊アフタヌーン

 

『ゴーグル』のまとめ

 

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6編の短編集です。

 

デビュー作「ゴーグル」の初書籍化です。

 

この作品で、アフタヌーン四季賞夏のコンクールで四季大賞を受賞されました。

 

「ゴーグル」は夏のおはなしになっています。

 

まとめ『アンダーカレント』

 

大好きな豊田徹也さんの記事を書くことが出来てよかったです。

 

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暁星 仲

 

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